最初の一歩を踏み出せば圧倒的に楽しいことがいっぱい転がっている
今回のインタビューに答えてくださった方は、今を前向きに生きる川瀬りなさんです。
長い間、ひとり家の中で細々と誰にも見られてはいけない趣味を楽しんでいたりなさん。
「仕事も忙しいし、諸事情で常に出来る訳でもないし……』
そんな思いを秘めながら悶々と家の中だけで女装をされていたそうです。気持ちに変化があったのは、家の外に外出してみた時。
ふと「今日は外にいってやるぞ」と突然思い立った小さな決断からの始まりでした。そこから川瀬りなさんの心の中で様々な変化が起こっていったのでした。
服を眺めたりショッピングしている時に幸せを感じるというりなさん。ネイルポリッシュを集めたり脱毛などにもはまっていて美意識の高さもうかがえます。とてもおっとりとした性格で何より可愛いものや楽しいことが大好き。
そんなりなさんは、とてもアクティブな一面も持っており、女性のファッションのまま旅行へ行くこともしばしばあるようです。
ポジティブな意見を持って一歩づつ前に進みながら輝き続ける川瀬りなさんの魅力に今回は迫ってみました。
りなさんは小さい頃はどんなお子さんでしたか?
すごくおとなしい子どもだったと思います。他人と話すのが凄く苦手で人見知りしてしまい、いつも一人で遊んでいました。
初恋はどんな方でしたか?
小学校の同じクラスの女の子でした。話し下手だったので結局一言も話せずに終わってしまいました。。。
最初に女装に興味を持ったきっかけはなんですか?
きっかけと言えるきっかけはなかったんですけど、子どもの時から女性の服が着たいなぁって思っていました。女性の綺麗さに対する憧れがあったんだと思います。
最初に女装をした時のエピソードをお聞かせください。
初めて女装したのがいつだったか覚えていなくて……。母の服を隠れて着た時だったか、学校の発表会で女子に制服着させられた時だったか。
どちらか忘れてしまいましたが。うーんと、、、「意外とイケるなオレ!!!」と思った記憶しかありません。
女装している時のご自身の気持ちはどんなお気持ちですか?
なんかすごい表現しづらいんですが、一言で言うと「幸せ」な気持ちかなぁ。
女装してる時って、してない時と比べて周りの見え方が全然違うんですよね。同じものでも違って見えます。いろんなものが輝いてる感じに。それに比べると女装してない時ってなんて味気ないんだろうと。そういう新たな一面を感じることができて幸せです。
女装する際に気を付けているポイントはありますか?
全体的にまとまってるか、ですかね。基本的に埋没していたいと思ってるので、いかに自然に見えるかを意識しています。後は「男?のくせになんかあの人いいね」って、思われるようなパーツをできるだけ多く作ることです。ネイルとか、コーデとか、靴とか、何でもいいから。なかなか難しいんですけどね。
女装を始めたことによってご自身の気持ちに変化はありましたか?
初めて女装したのは子供の頃で、それ以降ずっと家の中でこそこそやってましたが、あまり気持ちの変化っていうのはなかったと思います。変化があったのは、大人になって外出するようになった時です。
女性として楽しめる事柄って、男性として楽しめる事柄よりすごい多いんですよね。
仕事とかの面では女性には生きにくい世の中だと思うけど、遊びという面では圧倒的に楽しいことが転がっていて。それに気づいてからはとにかく女性が楽しんでることをわたしも経験してみたいっていう気持ちになりました。
今の自分に至るまでに悩んでいた時期や辛かった経験はありますか?
うーん、ものすごく悩んだことはないですけど、強いていうなら「女装がやめられないこと」かな。
わたしは性別違和があるわけではなく、仕事は男の格好だし、それを変えたいと強く思うこともありません。っていうのもあって、昔は「女装してしまうのは自分がおかしいからなんじゃないか、だから頑張ってやめよう」と、思い悩んでいた時期が何度もありました。
思い立って道具を一式捨ててしまったり。
でもまた我慢できなくなって、気づいたら通販でポチポチしてたりして。。。
上に書いたように、女性の楽しみを経験してみたいっていうポップな欲望もあるんですけど、それ以上にどう頑張っても取れなさそうな趣向みたいなのがあるみたいなんです。なので、もう今はそういうものなんだと受け入れて楽しむようにしています。
逆に今まで女装をしていて一番楽しかった、嬉しかった体験は何ですか?
一番って言うと難しいですが、、、嬉しかったのは、SNSで女装関係の交流を始めた時、境遇の近い方がたくさんいることが分かって、暖かく受け入れてもらえたことです。それまでは一人で思い悩んでたのでとても勇気付けられました。
そこから広がった友達関係はずっと大事にしたいと思います。
これから女装してチャレンジしてみたいことはありますか?
振袖とか本格的な和装に挑戦してみたいです。
ご自身の理想のライフスタイルを教えて頂けますか?
どこかの南の島で毎日女装して遊んで過ごすのが理想ですけど、それは現実的ではないので、、、週末は女装して遊んで、平日は普通に仕事っていうスタイルが理想です。
これでも十分いいとこ取りなんですけどね。
将来の夢はなんですか?
夢のモルディブ旅行?!!!って、そういう意味じゃないですよね。。。何か具体的な夢はなくて、今できること今しかできないことを思いっきり楽しめたらいいなと。
最後にこれから女装を始めたい方、最初の一歩を踏み出せない方へ一言お願い致します!
女装を始めるのって結構簡単だと思います。
一人暮らしの人なら通販で服や化粧品を買えばいいし、家族と住んでる場合でもバレずに配達してもらう方法はいっぱいあるし。
だからその一歩を踏み出すかどうかについてはあまり何も言えないんですけど、もし今、家の中だけで女装しててそれでおしまいってなってる人がいたら、わたしとしては家の外に一歩踏み出してみることを強くオススメします!!!
意外と人って見てないから!!!怖がらずにマスクでもして外に出てみてください。「家の中でも十分楽しいから外に出なくてもいいじゃん!」って言う方もいると思うんですけど、多分全然違う何かを感じれると思います。
これからの生活を変えてしまう一歩になるかもしれないです。という悪魔のささやきでした!!!
川瀬りなさんから学んだこと
幼少の頃から『女性の服が着たいなぁ』と女性の綺麗に対する憧れが人一倍強かった川瀬りなさん。
昔から綺麗なものや、可愛いものに囲まれて
「女子になって、女子がやっていることをやってみたい!」
「女子が感じている”空気感”みたいなものを味わいたい!」
誰にも言えずそんあ気持ちを大人になるまで秘め続けました。
大きな分岐点は「今日は外にいってやるぞ」ふと思い立った小さな決断。
しかし、その小さな決断があったからこそ現在のりなさんは自分らしさを見失わずに今を楽しんでいるように映りました。
最初の一歩を踏み出す勇気の大切さ。それから楽しみながらチャレンジしてみて様々な発見をしていく面白さ、それが自分らしく生きてくことに繋がるのだと川瀬りなさんのインタビューで感じました。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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