ニューハーフの仕事に就く前に心得ておきたい5つの働き方

『お水や風俗などあがってからどんな仕事に就けばいいのか?』
『将来について考えても不安なことが多い』
『具体的に一体どんなことをすればいいか分からないしその時になってから考えよう』

年齢を重ねれば重ねるほど就職は難しくなるのはニューハーフも同じです。自分の未来の為に働きながら将来について考えてもステップを踏んでいきましょう。

働き方の変化

ニューハーフの仕事に就く前に心得ておきたい5つの働き方の変化

「戦後、日本人の働き方の文化は毎朝会社へ通勤し、決められた時間内は勤務する」というのが当たり前の世の中でした。会社に一生お世話になるというのが一般的であり、就職ではなく就社というのが現在においても一般的でしょう。

現在もいい大学を出て会社へ就社して安定の道を理想とする若者は多いはずです。しかし、その型は昨今では崩れてきており、あくまで理想であるというのは本心では少なからず感じている方も多いのではないのでしょうか?

とはいえ理想は追い求めたいけど、現実はそううまく行かない訳です。私たちセクシャルマイノリティは就社すら危うい現実があります。

そこで重要になるのが、会社に対する貢献という発想から、キャリアアップという個人への投資の価値観です。例え会社に就社したとしても、会社は助けてはくれない。信じられるのは自分だけです。

しっかり自分のキャリアを積んで行かなければ、これからは生き残れないということを念頭に入れておきましょう。水商売に勤めたとしても、風俗に勤めたとしても、はたまた企業に勤めたとしても安心ではない世の中。

自分に出来ることを一つでも多く持つ。ライフプランを考えていれば決して難しいことではありません。スキルや経験を身につけて自分に合った働き方を起業することも個人ワーカーとして働き方を見つける事も出来ます。

重要なのは年齢ではなく経験・スキル

ニューハーフの仕事に就く前に心得ておきたいスキル・経験

お水の世界からあがるニューハーフの多くは、30~40歳くらいです。一般的に転職や就職が厳しいと言われている年齢は40歳以上なので、お水をあがってから新しい仕事をみつけるのはむずかしくなります。一方で企業が必要としている人材は、若い年齢層の人では無くなりつつあり、年齢の若さよりも、経験やスキルが重要です。お水からあがっても経験やスキルがしっかりしていれば転職して活躍することもできます。

経験やスキルがすでに身に付いていることも

お水の世界で働く場合は、接客業が中心です。少数精鋭のお店だと、管理者的な立場を経験することも少なくありません。実は、企業が大事にする経験やスキルは管理能力やコミュニケーション能力だったりします。一昔前まではお水からあがっても働ける会社は少なかったですが、個性を重要視している会社が増えているように、お水の世界で働いていることが転職にプラス効果をもたらすこともあります。

スキルや経験を意識しながら働く

水商売をしているときも、仕事を辞めた後のことを考えてスキルや経験を意識しながら働くことは大切です。特にスキルは水商売をしているときでも身に付けることができます。水商売は短い時間で高収入が可能な仕事なので、自己投資をする時間や資金にも余裕が持ちやすいです。資格取得にチャレンジすることやセミナーに通ってスキルを上げることもできます。若いうちから将来のことをきちんと考えて行動することが、仕事を辞めた後の明暗を決めることになります。

個人ワーカー・ノマドワーカーの働き方

ニューハーフの仕事に就く前に心得ておきたい個人ワーカー・ノマドワーカーの働き方

企業に勤めていれば一生安泰という安全神話が崩壊する中、自分の長所や個性を活かして正社員から個人ワーカー、ノマドワーカーとしての働き方も注目されています。企業で働くためには年齢の壁や経験の壁が分厚くなりますが、個人ワーカーやノマドワーカーは自分のスキルだけで働くことができます。企業に勤めて仕事をもらうのではなく、自分で仕事を作り出すのです。

セクシュアリティへの偏見がない

個人ワーカーやノマドワーカーは、会社に出勤して働くのと違って自分の部屋やwi-fi環境のある喫茶店など、好きな場所で働くことができます。セクシュアリティへの偏見がない環境で働くことができるわけです。仕事の種類によっては、ニューハーフとして生きてきたこれまでの経験が仕事に活きる可能性もあります。

スキルの向上につながる

個人ワーカーやノマドワーカーは、仕事でトラブルがあっても自分で解決するのが基本です。そのため、仕事を通して問題解決能力や危機管理能力を高めることもできます。これから先は、これらの能力が働く上で必要になってくるとされています。働きながらスキルを向上させることができるのもメリットです。

自分らしく働くことができる

個人ワーカーとして働く場合は、することに制限がありません。自分らしく生きて働くことができるのも魅力です。これからの世の中は、個性が活きる時代になります。会社で働くことが一般的という風潮は残っていますが、それ以外にも自分らしく働く方法はあるということを覚えておきましょう。

知識社会に生きる!ナレッジワーカー【※今までの経験を活かした生き方】

ニューハーフの仕事に就く前に心得ておきたいナレッジワーカーの働き方

ニューハーフとしてお水の世界で働いている多くの人が、転職を意識するのが30代後半です。水商売は、年齢が上がるほど収入が減り、募集している年齢も40歳までのお店が多数を占めています。転職がむずかしくなる年齢も40歳がラインなので、転職したくても年齢面で厳しくなります。そこでニューハーフとして培った知識を活かした、ナレッジワーカーとしての働き方があります。

ナレッジワーカーとは?

ナレッジワーカーは、別の呼び方で知識労働者と言います。体を使った仕事ではなく、これまでの知識を基にして社会や企業に貢献する仕事です。マニュアルに沿って仕事をするマニュアルワーカーとは対照的になっています。マニュアルワーカーだと、呑み込みが早く将来性のある若者が重宝される特徴があります。しかし、どれだけマニュアルをこなす能力が高くてもAIのような人工知能に勝てることはできません。働くことができても将来への不安感は否めません。

ニューハーフの知識は貴重

ニューハーフはナレッジワーカーに向いています。ニューハーフは、男性と女性の視点を持つことができるので、中立的な視点から見た上で蓄積した知識があります。同じような悩みを抱えるマイノリティに対しての説得力もあります。知識という見えないものを売る仕事は、今後伸びていく分野とされています。知識に感性が加わることによって、人工知能ではカバーできない知識になります。企業で働くことがすべてではないということを覚えておきましょう。

自営・起業のススメ

ニューハーフの仕事に就く前に心得ておきたい自営・起業のススメ

水商売を辞めた後のニューハーフの働き方として、自営業で働く方法や起業して働く方法もあります。起業をするのはリスクがあって現実的ではないと考える方もいるかもしれませんが、将来のことを考えると起業するメリットは十分にあります。自分で仕事のルールを作っていくことができるので、セクシュアルマイノリティに悩むこともありません。起業する上で大切なのは、どんな仕事がしたいかです。若い頃から起業するならどんな仕事がいいか考えることをおすすめします。

起業で気を付けること

起業して自営業で働くことは決してむずかしいことではありません。起業と言えば用意周到で、地固めをしてからというイメージがありますが、準備が必要になればなるほど非現実的な気分になります。起業してからしばらくは失敗することも多いので、初期コストをかけず気軽に始めて少しずつ慣れることから始めましょう。お水の世界で働きながらサイドワークとして起業するのも方法の一つです。

起業にはアイデアが大事

起業して継続的に仕事をするためには、技術や経験よりもアイデアが大事です。ニューハーフとして生活している方はアイデアや発想力に優れていることが多くあります。これは、他の人と違った感性を持つことや環境で育ってきたことも理由です。これまで欠点やマイナスだと思っていた過去が、仕事においてはプラスになることもあります。これまでの経験を通して人と違う部分は、アイデア次第で仕事に変えられることをまずは意識すること大事です。

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