セクシャルマイノリティでも働ける職業

未経験30代以降のセクシャルマイノリティでも働ける職業

ニューハーフが風俗やお水で働く場合に、稼げるピークになるのは20代です。

特に風俗はお店で働いていても指名やお客さんがつかないと収入が入ってこないので、雇われながらも形態は個人事業者と似ています。一般的な企業も30代から40代になると新しい仕事が見つかりにくくなります。ニューハーフに限ったことではありませんが、30代以降だと就職できる仕事は本当にないものでしょうか?

30代以降でも仕事はたくさんある

30代を過ぎても未経験者で正社員の求人募集を出している会社はたくさんあるように、30代以降にお水の世界を離れて就職することは可能です。仕事の選択肢は少なくなりますが、働く気持ちがあれば仕事は見つかります。

仕事が見つからないというのは、自分の希望通りに働ける仕事が見つからないのです。年齢が高くなればなるほど、妥協しなければならない部分は増えてきます。しかし、仕事を通じてキャリアアップして好条件で働ける可能性も十分にあります。

会社の規模の違い

就職や転職先として人気が高いのは大企業です。競争率が高くなるので、採用年齢層は低くなりやすく、30代以降の就職や転職だと、経験やキャリアが十分ではないとむずかしいでしょう。一方、中小企業は人手不足に陥っているところが少なくありません。このように、会社の規模によって就職や転職のしやすさは異なります。ちなみに、LGBT支援をする企業は大企業が中心でしたが、最近は中小企業でもLGBT支援に前向きなところが増えています。

GIDの就活を支援してくれるセミナー

GIDの就活を支援してくれるセミナー

ニューハーフとして生活している方の中には、GIDの方も少なくありません。以前に比べると広く認知されるようになり、支援する企業も増えています。しかし、サポートがあっても就職してきちんと働くことができるか不安な気持ちを抱える方もいます。就職活動をする上で、女性として働くことために何が必要か知っておきたいところです。そこでおすすめするのがGIDを支援してくれるセミナーになります。

セミナーの内容

女性として就職するためには、見た目にも気を付ける必要があります。男性と違ってメイクや服装、髪型などの範囲が広く、その会社の雰囲気に合わせた格好をしなければなりません。セミナーによっては、面接を受けるための格好を指導してくれる場合や疑似面接ができる場合もあります。特に、面接は緊張を伴うことが予想されるので、事前に面接の練習をしておいた方が安心です。分からないことは担当の方に相談することができるので、不安や疑問も解消できるメリットがあります。

セミナーを受ける準備

セミナーを受ける方法として、LGBTの方を支援する輪が広がりつつあり、支援団体が定期的に行っているGIDのセミナーを利用する方法があります。全国各地で定期的に開催されていますが、仕事に関連した内容以外の場合もあるので注意が必要です。セミナーを受けるにあたり、どんなことに不安を感じるか、悩みの原因は何かということも整理しておきましょう。セミナーを通していろいろな人と交流する機会も作れるので、横のつながりができるのもメリットです。

【参考資格一覧】

セクシャルマイノリティでも役に立つ資格

・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
・医療事務管理士技能認定試験
・診療報酬請求事務能力認定試験 
・宅地建物取引士
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)など

就職や転職には、スキルが大きな武器になります。経験や人柄を伝えるのはむずかしいですが、スキルは資格をすることで簡単に証明できます。ここでは、30代以降のセクシャルマイノリティの就職に役立つ資格を紹介していきます。

医療事務管理士技能認定試験

医療業界への就職や転職に有利な資格です。資格の難易度もそこまで高くなく、空いている時間を使って短期間で取得することもできます。全国共通の資格になるので、どこの地方に行っても役に立ちます。働く場所によっては、資格手当がプラスされるので、収入にプラスαがつくのもメリットです。

MOS

パソコンのスキルは、ほとんどの仕事で求められます。単にパソコン操作ができると伝えるよりも、資格を取得している方が信頼性もあります。そこでおすすめする資格が、MOSです。

この資格は、ワードやエクセルなど仕事でよく使うマイクロオフィスの製品ソフトを使えることを証明します。パソコンの基本的な操作ができるので、事務系の仕事の即戦力にもなれます。

宅地建物取引主任者

不動産業界の仕事は、安定した高収入が望めます。不動産業界で働くときにあった方がいい資格が宅地建物取引主任者です。難易度はやや高めの資格ですが、仕事は多いので将来性もあります。この資格がないとできない仕事があるというのが強みです。

介護福祉士

慢性的な人不足と言われる介護業界ですが、介護福祉士を取得していれば求人はたくさんあります。介護福祉士になるためには実務経験が必要ですが、仕事そのものは経験がなくても始めることができます。介護福祉士からステップアップしてケアマネージャーを目指すのもよいでしょう。

【参考職業一覧】

セクシャルマイノリティでも働ける職業

30代以降のセクシャルマイノリティが就職する場合に、どんな職業があるのでしょうか?セクシャルマイノリティの方におすすめの職業をいくつか紹介したいと思います。

デイサービス相談員

デイサービスは介護の仕事で、日帰りで利用する方のお世話をするのが仕事です。相談員は、利用者やその家族の相談に応じます。介護の仕事は夜勤が多いですが、デイサービスは日勤が基本になるので体への負担は小さくなります。

お水を経験したことのあるニューハーフなら悩みを理解する力があり、コミュニケーションにも慣れているので向いています。

美容師スタッフ

美容師や理容師の資格が必要ですが、個性を重んじる職業なので、LGBTがイキイキと働ける職業の一つです。美容業界で活躍しているニューハーフはたくさんいます。そのおかげでマイノリティに悩むことなく働きやすい環境が作られています。手に職の仕事なので、将来性のある仕事です。

個人事業者、自営業

起業して働く方法ですが、自分でやりたいことや新しいことをしたい人に向いています。事業が順調になると、法人設立などの夢も膨らみます。時間の調整ができるので、ライフワークが組み立てやすいのもメリットです。

事務関係の仕事

パソコン操作が得意な方に向いている仕事です。マイペースにコツコツすることができる仕事で、他の職種に比べると人と接する機会は多くありません。事務の仕事は安定してあるので、仕事が見つかりやすいのもメリットです。また、医療事務やMOSの資格がある場合はプラスαの資格手当がつくところもあります。

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