「自分なりには一生懸命仕事をしているのに中々売れない。
自分なりに出来ることは精一杯やっているのに結果が繋がらない方にこそ読んで欲しい「人気ニューハーフ嬢になる為の10の極意【後編】」をご紹介します。
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目上の人を味方につける
稼げるニューハーフ嬢になるためには、お客様に関わらず店内の店長やママである目上の人を味方につけることが大事です。特にクラブは、指名を多く取ることが収入アップにつながります。どれだけ努力をしていても、目上の人に嫌われてしまっていると指名を取るチャンスが回ってこなくなります。
目上の人のやり方や態度が気に入らないと思うことがあっても、気持ちのままに行動するのは良くありません。仕事である以上、どうすれば稼げるようになるのかと言う点に集中しましょう。
媚びは売らない
目上の人を味方につけるために、媚を売っているキャストも多くいます。しかし、媚を売っても目上の人はその意図を簡単に見抜いてしまうものです。さらに、目上の人に媚を売っている姿勢があからさまになると、他のスタッフやキャストから嫌われてしまいます。
陰口を言われるようになり、仕事に影響する可能性もあるわけです。目上の人に好かれることが大切なのはもちろんですが、スタッフやキャストとの関係を良好に保つことの方が大事なこともあります。
目上の人を立てることが大事
媚を売らず、目上の人を味方につける方法でおすすめなのは目上の人を立てることです。「○○さんのおかげで今の自分がある」「○○さんのおかげで仕事に速く慣れた」など、感謝の気持ちを持ち、お客さんやスタッフに伝えるようにしましょう。ただし、自分の利益ばかりを考えて短期的な行動をしてしまうと逆効果です。
目上の人を立てるというのは、チームワークを大切にして売り上げを伸ばすためにはどうすればいいかということを考えながら行動することから始まります。
緊張と緩和を利用した会話
トークでお客さんを惹きつけることのできるキャストは、話すテンションが一定ではありません。会話に緊張と緩和をもたせることによって、トークに抑揚をつけています。緊張と緩和の考えは、落語やお笑いにも共通していることです。
人が快感を得るのは、緊張が緩和したタイミングになります。会話に緊張と緩和を意識させることによって、惹きつけるトークができるようになります。
緊張と緩和の作り方
トークの緊張と緩和においては、緊張が話の盛り上がり部分、緩和がオチになります。順番としては、緊張→緩和の流れです。トークには楽しい話や、悲しい話、怖い話など、さまざまなジャンルがあります。
どの話をする場合も、緩和となるオチを最初に考えて、緊張の部分を構成していくようにしましょう。緊張と緩和とのギャップを高めていくことを意識することが大事です。緩和の状態が続いたら、次は緊張感を高めることで興味を持続させることにもつながります。
聞きのスタンス
緊張と緩和を作るのは、話す側だけではありません。お客さんの話を聞く場合も、緊張と緩和を演出することを心がけましょう。緊張のタイミングはしっかり話を聞き、緩和のタイミングでリアクションをするのがコツです。
トークに慣れてくると、ついつい自分から話をしてしまいます。しかし、ニューハーフクラブの会話の主役はお客さんです。基本は聞きのスタンスで徹して、会話のバトンが回ってきたときに緊張と緩和を意識したトーク展開をしましょう。
白にも黒にもなりえる抽象的な表現を使おう
ニューハーフクラブでは、容姿やスタイルよりもトークや接客のスキルが重要です。仕事の多くはトークになるため、円滑で楽しい会話を繰り広げられるキャストほど指名をもらえる可能性が高くなります。
会話で気を付けたいのは、直接的にならないことです。はっきりしている人が好きというお客さんもいますが、今後のことを考えると抽象的な受け答えをする方がよいでしょう。白でもなく、黒でもない灰色に着目してみましょう。
直接的な表現を避けるべき理由
気になる人に好きな人のタイプを聞いたときに、「芸能人の○○みたいな人が良い」と直接的に言うのと、「優しい人が良い」と抽象的に言うのでは、どちらの方が可能性を感じるでしょうか?
前者だと、自分では無理だと感じてしまうかもしれません。しかし、優しい人であれば自分にもチャンスがあると思えてきます。お客さんに指名してもらうコツは、自分にもチャンスがあると思ってもらうことです。直接的な表現は可能性を縮めてしまいます。
抽象的な表現で気を付けること
抽象的な受け答えで気をつけないといけないのは、お客さんにすべてを委ねないことです。たとえば、ご飯に誘われたとします。どんなご飯がいい?と聞かれたときに、「ラーメンが良い」というのは直接的な表現です。
一方、「こってりしたものが良い」というのは抽象的な表現になります。しかし、「何でも良い」というのは、どうでもいいと受け取られてしまう可能性があります。抽象的な表現の中にも、ある程度の具体性を持たせるのがコツです。
ポジティブシンキングを会話に活かす
ポジティブな人は魅力に感じます。ニューハーフクラブで働く場合も、ネガティブな思考よりもポジティブな思考の方が働きやすいでしょう。お客さんの中にはネガティブな思考の人はたくさんいます。
会話の大半が仕事や家庭の愚痴であることも珍しくありません。愚痴には、同調した上で「何とかなる」と励ますのが一般的な返しです。しかし、お客さんも、そんなことは分かっていると思うものです。ポジティブな思考を活かすことで、違う角度からお客さんを励まして会話の幅を広げることもできます。
陽転思考
愚痴に対して励ますのは、ネガティブな部分を認めていることになります。ネガティブな部分ではなく、そこから派生するポジティブな部分を見つけることが大事です。この考え方を陽転思考と言います。
たとえば、「人見知り」という欠点があるとします。人見知りを膨らませていくと、人見知り→インドア→本やDVDを観る機会が多い→いろいろな知識がある人と、プラスの方向に転換していくことができます。このように発想を膨らませることで楽しい会話につなげていくことができます。
思いやりの気持ちを持とう
陽転思考の根底にあるのは、思いやりの気持ちです。お客さんが傷付かず、少しでも楽しい気持ちになってもらいたい気持ちがあれば、自然と陽転思考の対応ができるようになります。
売れているキャストに共通しているのは、思いやりの気持ちを持っていることです。思いやりの気持ちを意識していると、お客さんだけでなくスタッフやキャストからの対応も自然と変わってきます。
満足はさせない
ニューハーフクラブで売れているキャストは、相手に興味を持たせることが上手です。クラブの仕事はトークが大半になり、その中で自分のことを話す機会も多くあります。会話のキャッチボールという点で考えると、自分のことを話すのは自然なことです。
しかし、自分のことを話せば話すほど、興味が薄れてしまっている可能性もあります。トークで気を付けなければならないのは、自分の話で相手を満足させないことです。
できるだけ自分の話は濁す
「休みの日は何をしているの?」と聞かれたときに、「○○のお店でショッピングや○○で飲んでいます」と素直に答えると、知りたい欲求が満たされるのと同時に興味が薄れてしまいます。
売れているキャストは、「友達と遊んだり買い物したりです。○○さんは何をされていますか?」と、自分のことを多く話さず質問で返すのが特徴です。お客さんにできるだけ会話をさせること、そして会話してもミステリアスな印象はしっかり残しましょう。
話し上手よりも聞き上手
お店の主役は、スタッフでもキャストでもありません。お客さんです。クラブでトークが大切なのは、話をして盛り上げるのではなく、話を聞いて盛り上げることです。
お店で働き始めた頃は、自分から話をすることができずに聞き役に徹することは多くあります。
しかし、慣れてくるとついつい自分の話をたくさんしてしまうものです。お客さんに話をできるだけ振り、話していると楽しいという雰囲気を作り出していきましょう。