お昼の仕事に比べて短時間で高収入を得ることができるニューハーフクラブ。
でも…
「実際に稼げるのは容姿が綺麗なニューハーフじゃなきゃ駄目でしょう?」
「ユーモアセンスに溢れていて話し上手じゃなければならないんじゃない?」
そんな風に考えてしまっている方も少なくないように思います。
しかし、ニューハーフクラブで働くキャストがみんな綺麗で話し上手というわけではありません。
今回は、そんなニューハーフクラブで売れるための6つの大切な資質をご紹介します。
【1】観察眼
ニューハーフクラブでは、容姿やスタイルよりも接客力やトーク力が高いキャストほど売れる特徴があります。クラブの仕事の基本は接客であり、お客さんとコミュニケーションを図ることです。
指名を増やすことにもつながります。観察力がある人は、コミュニケーションを図ることが上手です。軸が自分ではなく相手にあるためで、相手のことを考えられる人が観察力のある人になります。
観察眼を身に付ける
ニューハーフクラブでは、指名が増えるほど収入が多くなります。指名してもらうためには、その人の特徴や性質を掴んで接客することが大切です。観察眼を持って接客をすれば、会話のレパートリーを増やすことにもつながります。
他の人が気付かないお客さんの特徴を掴むことができれば、お客さんに自分は特別だと思ってもらうきっかけにもなります。また広い視野を持って観察することは気配り上手なキャストになるためのコツです。常にアンテナを向けて観察しましょう。
観察力を高めるために
観察力を高めるためのコツは、お客さんやキャスト、お店の立場になって物事を考えることです。お客さんから指名をもらうと収入アップになりますが、お店や他のキャストの協力が不可欠です。
また、お客さんに対する観察力の高め方は顔の表情や視線、声のトーン、姿勢などに注目しましょう。何度から来店してくれるようになったら、これまでとの違いに注目することもおすすめです。小さな変化に気付くことから始めましょう。
【2】共感力
ニューハーフクラブで売れているキャストは、共感力に優れています。共感力というのは、相手の考えていることを理解して、共有できる能力のことです。人が心を開くとき、そこには共通認識を持ってくれる相手がいます。
誰しも自分を理解して欲しいという気持ちを持っており、そこに共感して欲しいものです。共感力を持つことができれば、お客さんに特別感を持ってもらうことができます。指名を増やすことにもつながっていきます。
共感と同情は違う
共感と似ているのが同情です。同情は、困っている人や悩んでいる人に寄り添う思いやりの気持ちから生まれます。しかし、同情はそのときの感情だけであり、相手のことを深く考えていることにはなりません。
一方で共感は、相手の立場になってじっくり物事を考えることです。この状態の時にどんな言葉をかけられるのがベストか、自分に置きかえられるので気持ちも伝わります。クラブでは、お客さんからさまざまな話を聞きます。そのときに、同情ではなく共感することが次につながるのです。
共感力を高めるためには?
共感力を高めるためには、相手を理解する気持ちを持つことから始めましょう。人の性格は千差万別なので、相手の立場になってものごとを考えても同じような反応をするとは限りません。
しかし、意識して続けているとその人にあった接し方が少しずつ見えてくるものです。ニューハーフクラブのお客さんの中には、仕事や家庭のストレスを抱えている人も多いので、共感することに意識を向けましょう。
【3】社会常識
ニューハーフクラブで働く上で必要となるのが、社会常識になります。クラブに来店するお客さんは会社の中で重要なポストについていることも多く、マナーや常識などに敏感なことがほとんどです。
せっかくお客さんと話す機会があっても、会話や行動の中で常識がないと判断されてしまうと次につながることはありません。売れているキャストは、接客やトークに力を入れているだけでなく、常識やマナーに対してもストイックです。
社会常識の基本は情報収集
ニューハーフクラブでは、女性としての美しさよりも話しやすさを重視するお客さんが多くいます。お客さんの職種や趣味などの話題を広げるために、情報収集して社会常識を身につつけることが大事です。
必要以上に詳しくなる必要はなく、会話についていけるくらいの社会常識で問題ありません。お客さんより上に立ってしまうのは、接客している側として失礼になります。知識を得ても、お客さんを立てることを優先して接客しましょう。
先輩スタッフを見習おう
ニューハーフクラブは、お店によって細かい接客ルールなどが異なります。他のお店で働いたことがあっても、同じように接しているとマナー違反になることもあるのです。自分の固定観念に縛られないことも大切で、そのお店にあるマナーや常識を身につけるようにしましょう。
また、クラブに通うお客さんの中には疑似恋愛を楽しんでいる人もいます。どれだけお客さんと打ち解けて仲がよくても、恋人の存在は隠すことがマナーです。
【4】距離感
ニューハーフクラブで売れるためには、お客さんから指名をもらいリピーターになってもらうことが大事です。売れるキャストは、お客さんとの距離感の取り方が上手な特徴があります。
距離感の取り方はむずかしく、距離感が遠いと興味をもってもらうことができず、近すぎると興味が無くなってしまいます。フリー席で来たお客さんと、指名してくれるお客さんで距離の取り方も異なります。売れるキャストの距離の取り方について学びましょう。
最初は相手に興味を持つことから
距離を縮めるためには、お客さんから興味を持ってもらうだけでなく、興味を持つことも大事です。興味を持つことで好意の返報性が起きて、お客さんが興味を持ってくれるきっかけにつながります。
つまり、好きであることをアピールする相手からは好かれて、嫌いであることをアピールする相手には嫌われるのと同じことです。自分から求めるのではなく、自分から積極的にアピールしましょう。とにかく相手の話に興味を持ち、関心を持つことが大事です。
お客さんとの距離感の詰め方
ニューハーフクラブは、女性キャバクラと違ってお客さんからのお触りに寛容な店が多いです。しかし、お客さんがボディタッチしてくるのとキャストからボティタッチするのでは意味が異なります。
お客さんがほどよい距離に感じるのは、キャストから適度なボディタッチがある場合です。過剰なボディタッチは逆効果になる可能性もあるので、恥じらいがある程度のボティタッチをおすすめします。
【5】気配り
ニューハーフクラブで売れているキャストの特徴の一つに、気配り上手があります。どれだけ美しいスタイルや容姿でも、気配りができてないと長く売れ続くことはできません。ニューハーフクラブには、癒やしを求めてくるお客さんも多くいます。
女性のキャバクラとは違って、男性の心を理解してくれるという気持ちも心の中にあるものです。お客さんの気持ちに応えるために、気配りが上手なキャストを目指しましょう。
気配りができる人の特徴
気配りが上手な人とそうでない人の違いに、観察力の違いがあります。気配りが上手な人は、アンテナを張って周囲をよく観察しています。観察力があるので、お客さんのちょっとした変化に気付くことができます。
たとえば、いつもより元気がないと「会社や家庭でトラブルがあったかもしれないので、いつもより少しテンションを落とす」などの対応ができます。お客さんからも、気配りができる印象を持ってもらえます。
思いやりの気持ちを持とう
ニューハーフクラブに来てくれるお客さんとは、店員と客の関係です。仕事の中心が接客やコミュニケーションになるので、気配りや思いやりの気持ちを持つことは重要になります。
相手の立場になって物事を考えることができる力を養うことは、お水の世界で生き抜くためには必要なことです。自分はお客さんのおかげで生活することができているという感謝の気持ちを持つことも忘れないようにしましょう。感謝の気持ちは思いやりの気持ちになり、気配りにつながります。
【6】野心
ニューハーフクラブで売り上げを伸ばすキャストは、他のキャスト以上に努力しています。スタイルや容姿を磨き、接客やマナー、トーク術なども日々向上させています。
アンテナを張り、お客さんの居心地のよい接客を心掛けることが大切ですが、それ以上にモチベーションを高めることが大切です。どんな仕事でも限界を決めてしまうと、それ以上の成長は無くなります。自己の成長を促すために有効な方法となるのが、野心を持つことです。
野心を持つことの大事さ
野心を持つことによって、自分で自分の限界を決めることがなくなります。お店で一番売り上げられるキャストになること、指名数でナンバーワンになること、人気になって独立してお店を立ち上げたいなど、いろいろな野心があります。
目標を達成するために、キャストにアドバイスをもらうことや成長するための努力を怠りません。野心を持つことは夜の世界を生き抜く上でプラスに働きます。野心は内面の強さにもつながり、その魅力に惹かれるお客さんも現れてきます。
野心で気を付けること
野心を持つ上で気を付けることは、チームワークです。野心が強くなりすぎると、周囲のことを考えなくなります。しかし、クラブというのはお店やキャストのサポートを受けて成り立つ仕事です。
周囲のスタッフやキャストを思いやる気持ちを持つことも忘れないようにしましょう。他のキャストの指名客を横取りしようというのも厳禁です。自分を磨いて、新しい指名客が取れるように日々努力しましょう。