ウィッグは簡単に可愛くなれる女装するための必須アイテムの一つですよね。しかし、最初女装を初めてするときは、

「ウィッグの種類って沢山あってどれがいいのか分からない」
「ウィッグの装着の仕方が分からない」
「どこで買えばよいのか分からない」

など、最初ウィッグを購入するときは沢山の悩みがでてきます。一体、自分に合った自然なウィッグを選ぶためには、どうすればよいのか?今回は、女装ウィッグの選び方と装着の仕方・後悔しないウィッグの買い方までご説明していきます。

まずは、ウィッグを選ぶ際のポイントをおさえていきましょう。

みぃやんみぃやん

MtFのみぃやんです♪今回は初心者さん向けのウィッグの選び方・装着の仕方・ちょっとした裏技をご紹介していきます。

ウィッグを選ぶ際のポイント


ウィッグを選ぶ際にもっとも大切なのが自分に合ったものを選ぶことです。
「地毛と同じ髪色」
「地毛と同じ髪質」
「地毛と同じツヤ感」
「自分の顔に合った毛量」

この4つを意識するだけでも、よりナチュラルにウィッグをつけることができます。基本中の基本ですが、不自然にならないためにしっかり頭の中にいれてウィッグを選びましょう。

①最初はウィッグの種類を知りましょう。
先ずはどんなウィッグがあるか知ることが大切です。地毛の髪の長さに応じてウィッグの種類を選びましょう。ウィッグを初めてつける方はショートからミディアムまでの長さの方がお手入れしやすいでしょう。

②自分の顔の形に合ったものを選びましょう。
自分の顔の輪郭や顔の形に似合うウィッグをチェックしましょう。肩幅が気になる方はロングの毛先が巻いているウィッグを選びましょう。

③ウィッグを使用するシーンに合わせましょう

お部屋でまったり室内だけで女装を楽しみたい、アグレッシブに女装して外出でしたい等、どんなシーンでウィッグを装着するのか方向性を決めてシーンに合わせたウィッグを選びましょう。

④自分に合った毛質、髪色、ツヤ、毛量で判断しましょう
毛質の種類を覚えて自分に合った最適なウィッグを選びましょう。ウィッグの毛量が多い場合はカットすることも想定して少し長めのウィッグにしましょう。

⑤年齢に合わせる
髪の毛の毛質・毛量・ツヤ感は年齢とともに変化します。人工毛のウィッグは独特のツヤ感がありすぎるため年齢に合わせたウィッグを選びましょう。

⑥ウィッグの装着の仕方を覚えよう。
実際、装着してみて違和感がないか確認しましょう。

みぃやんみぃやん

もし、ウィッグの長さが合わなかった場合や髪の量が多い場合はウィッグをカットしてくれる美容室等で長さを揃えたり髪の毛を透いたりこともできます。おでこに男らしさを感じる方は前髪があるウィッグだと隠しやすくていいですよ。

最初はウィッグの種類を知りましょう

フルウィッグ

頭にすっぽり被せるタイプのウィッグで、全頭タイプになります。フルウィッグには男要素を一掃するロングタイプやかわいい女子を演出するセミロングタイプなどがあります。カールがかかっている可愛いタイプやケアがしやすいストレートタイプなどがあります。髪の毛が短い方はフルウィッグにしましょう。

ハーフウィッグ

前髪がなくつむじ辺りから付けるタイプのもので、地毛の前髪を活かしてアレンジすることができるウィッグです。ポイントタイプよりも広範囲をカバーすることができ、全体的に髪のボリューム感をアップすることができます。地髪を活かしながら自然なお洒落を楽しみたい人にもオススメです。前髪に長さがある方はハーフウィッグでもよいでしょう。

襟足ウィッグ

襟足ウィッグとはサイドから後頭部にかけてつける部分ウィッグです。付属のクリップでパチンとつけるだけなので簡単に着け外しできます。また長さもロングからショートや、ストレートからパーマと色んな種類があるので、その日の気分で色んなヘアスタイルに変身できます。髪の毛がある程度伸びきっている場合は襟足ウィッグがナチュラルです。

エクステンション

いわゆるエクステと呼ばれるもので、髪の毛にウィッグを編み込んでいくタイプです。エクステは自然な頭髪の感じを演出できるのがメリットです。ただし、美容院で施術してもらう必要があり、施術者の手腕で仕上がりに差が生じます。

前髪ウィッグ

前髪ウィッグは前髪に特化したウィッグで、毎日の気分で前髪を変えることや服装に合わせて前髪を変えられるメリットがあります。他のウィッグに比べると安価なので、バリエーションを増やして楽しむこともできます。

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フルウィッグはどうしてもウィッグ感がでやすいのでナチュラル系を目指すならフルウィッグ → ハーフウィッグ → 襟足ウィッグ → エクステンションと地毛の長さに合わせてウィッグを変えていきましょう。

毛質のチェック ※人毛と人工毛の違い

ウィッグには、人の髪の毛で作られた人毛ウィッグと、人工毛(ファイバー)で作られたものがあります。どちらの毛で作られているのかで性質や価格に差が出ます。人毛・人工毛ウィッグのメリット・デメリットの特徴を知って、どちらのウィッグが自分に合っているか検討してみましょう。

人毛ウィッグのメリット

・見た目と手触りがいい。
・カラーリングやパーマが出来ます。
・コテやドライヤーやアイロンなどでスタイリングが可能。
・普段使っているシャンプーで洗髪が出来ます。

人毛ウィッグのデメリット

・人の髪を使用しているので毛質に個体差がある。
・スタイリングが崩れやすい。
・徐々に色褪せてしまう。
・価格が高い。

人工毛ウィッグのメリット

・カラーバリエーションが多くヘアスタイルの種類も豊富。
・形状記憶でスタイリングのもちが良い。
・価格が安い。
・耐熱ウィッグは、コテやドライヤーやアイロンの使用が可能。
・ほとんど色褪せない。

人工毛ウィッグのデメリット

・化学繊維の為、ウィッグ特有のツヤツヤとしたテカリがある。
・静電気を起こしやすいので専用のブラシを使用する必要がある。
・地毛と馴染みにくい。
・シャンプーなどの洗髪剤は専用のものを使用する必要がある。

みぃやんみぃやん

個人的な感想ですが、長い目でみるなら圧倒的に人毛ウィッグの方がモチがよく扱いやすかったです。ただし、「女装はじめたばかりの方」、「女装は時々しかしない」、「バリエーションを楽しみたい」という方には人工毛ウィッグがオススメです。

自分の顔の形に合ったものを選びましょう

顔の形のタイプは顔の縦の長さと横の長さからおすすめウィッグを知ることができます。

四角型

縦1、横2の比率。おでこが広めで、えらが張っているのが特徴。
フェイスラインを髪型でカバーするとかわいく見えるので、内巻き系のウィッグがおすすめ。

三角型

縦3、横2の比率。あごがシャープな形になるため、きつい印象を与えやすいのが特徴。
あごのラインを髪型でぼかすことで柔らかい雰囲気になるので、アゴの周辺にカールがついたウィッグがおすすめです。

卵型

縦1、横1の比率。卵のような丸みのあるフェイスラインで、ウィッグにはもっとも適したタイプ。
どんなウィッグも合いますが、トップにボリュームが出てしまうと面長に見えてしまうため気をつけましょう。

丸型

縦2:横3の比率。あごが丸く、童顔に見られやすいのが特徴です。このタイプに適したウィッグは、トップにボリュームがあるタイプのウィッグが似合います。トップにボリュームを出すことでナチュラルな感じが出ます。

みぃやんみぃやん

肩幅が気になる人はロングの毛先が巻いているウィッグがオススメです!髪の毛で肩を隠すことにより肩幅が目立ちにくくなります。

ウィッグを実店舗で購入する場合

欲しいウィッグが見つかったときは、ぜひ装着して合わせてみてください。かわいいウィッグでも、装着してみると自分の頭の形に合ってないことも少なくありません。実際被ってみて分かることも沢山あります。

つむじ部分のチェック

ウィッグを装着していることがバレるケースとして多いのは、つむじ部分の不自然さ。分け目があることや、生え際が自然であること、ウィッグの毛が詰まってつむじがつぶれてないかも確認しておきましょう。親しい人じゃないと、頭皮をマジマジとみることはないかもしれませんが、離れていても意外と目立つものです。

毛のツヤのチェック

ウィッグを合わせたときに、毛のツヤが自分の頭髪と比べてどれくらい違和感があるのかもチェックしておきましょう。光を当てたときに、くっきりする天使の輪が出てしまう場合は明らかにウィッグってことが分かります。自然なツヤが出ているかどうかは、手にとって装着してみないと分かりません。

地毛とウィッグの色合わせをして自然にみせる

ウィッグを選ぶポイントで重要になってくるのが、ウィッグのカラーと地毛のカラーの調和。ウィッグを装着している最中に、地毛が見えたときにウィッグと地毛の髪色が違っていると目立ちます。でも、それぞれのカラーを揃えておけば、少し地毛が見えたところで気付く人はいません。

店舗に行って被ってみる

ホームページに掲載されているウィッグの色は、実物と大きく異なっていることも少なくありません。近くにウィッグが買えるお店があるなら、お店に足を運んでウィッグの色と髪の色を合わせてみるとよいでしょう。地毛と同じ髪色のウィッグがなくても、地毛の髪色にあったウィッグをオーダー注文することも可能です。ウィッグも安い物ではないので、自分の目で確かめておいた方が安心です。

みぃやんみぃやん

最近では女装してみたい方も多いようで、プリシラなどのウィッグ専門店も寛容的に対応してくれます。特にフルウィッグは装着してみないと自分にどれが似合うか分からないので実際にお店に足を運んで幾つか装着して選んでみましょう。

ウィッグをネットで購入する場合

カラーチャートを使いましょう

近くに店舗がなく、通販サイトしかウィッグの購入方法がない!という人には、ウィッグの通販サイトのカラーチャートの利用をおすすめします。カラーチャートはウィッグの通販サイトが販売しているサンプルです。価格も数百円までと安いのが特徴で、複数の色のウィッグのサンプルを一度に比較することができます。カラーチャートを購入して、地毛の色と一番合うものを選んでおけば、ウィッグを買ったときに地毛と違いすぎることもありません。お店によってカラーチャートのバリエーションは異なるから、ウィッグを買うお店のカラーチャートを参考にしましょう。

ネットで購入する場合の注意点

ウィッグや女性のファッションアイテムを買うときにありがちなのがサイズの問題です。店舗なら試着して自分に合っているかどうか確かめることができます。でも、ネットで購入する場合だと自宅に届くまでぴったりかどうか分かりません。返品できるお店もあるけど、手間がかかるから避けたいところ。手間をかけないためにも、ネットで買うときは必ずサイズをきちんと測って注文するようにしましょう。

ウィッグの通販サイト一覧

リネアストリア

出典: リネアストリア

リネアストリアは、ウィッグ・エクステの通販ショップです。ウィッグ選びで必須アイテムとなるカラーサンプルも80円で販売しています。リーズナブルな価格が魅力で、さまざまな髪型や髪量のウィッグが揃います。


アクアドール

出典: リネアストリア

アクアドールは、ウィッグ初心者に人気が高い通販型のウィッグショップです。低価格で買うことができます。カラーサンプルも300円で販売しています。


プリシラ

出典: プリシラ

プリシラは医療にも対応している高品質のウィッグショップです。付け心地もよく、つむじもナチュラルで初めてウィッグを買う人も安心です。


マイウィッグ

出典: MYWIG

MYWIGは、耐熱性ファイバーを取り入れている日本製のウィッグを取り扱っている通販サイトです。耐熱性が優れていることで、アイロンやコテなどを使って自由に髪型を変えていけるメリットがあります。


フルウィッグのボリューム感を抑えてナチュラルに装着する方法


フルウィッグを装着すると、地毛と相まって無駄にボリュームが出てしまいがちです。明らかにウィッグを付けている感が出てしまうから、せっかくのウィッグも台なしになってしまうので注意しましょう。

ウィッグネットを被る

フルウィッグの着用でボリューム感が気になる場合は、地毛にウィッグネットを被せましょう。これで髪の毛が均一化されるため、特定の場所だけボリュームが出てしまうことを防ぐことができます!ただネットに髪の毛を入れ込んだらいいというわけではなく、地毛をネットに入れ込むときは平らに整えるのがポイント。地毛が長いと場所によって凹凸ができやすくなるため、時間をかけて丁寧に均一化していきましょう。上手くまとまらないときは、地毛を三つ編みにしてネットに入れ込むと均一化した状態にできます。

ウィッグネットの装着
ウィッグネットを首まですっぽり被せ、髪の毛の生え際までウィッグネットを持ちあげます。この際、ネットの黒い縁の部分が生え際になるように調整するのがコツです。次に髪の毛を均一にした状態で、ウィッグネットの中に髪の毛を入れ込んでいきます。デコボコにならないように気を付けましょう。ウィッグネットの余った部分をまとめてヘアピンで留めてしばったら完了です。後は髪の毛が平らになるようにもみ込んでおきましょう。

みぃやんみぃやん

フルウィッグのボリューム感を抑える場合にはウィッグネットを2枚使用するとより効果的です。1枚目のウィッグネットで髪を軽くまとめて、もう1枚でしっかりとまとめて口部分をピンでとめるといいですよ。

水泳帽も使える

ネットだと締め付けが強くないため、地毛をネットに入れても活動しているとネットから髪の毛がはみ出してボリューム感が出てしまうこともあります。これを防ぐための裏ワザとして、ネットの代わりに水泳帽の着用をするのもアリです。水泳帽ってハードな水泳をしても、帽子が外れることってほとんどないです。それだけ締め付けが厳しく、髪の毛が帽子からはみ出ることもほとんどありません。完全に地毛を均一化して、フルウィッグをナチュラルな感じにするのにも最適です。ただし締め付けが厳しい為、長時間になるとしんどくなってしまうので装着時間に応じて使い分けるのもよいでしょう。

サイズ調整の確認

ウィッグにはサイズ調整ができる優れものもあります。ウィッグ初心者は、サイズ調整ができるウィッグ選びがおすすめです。アジャスターがついているタイプなら、柔軟に調整することができるから頭髪の違和感を減らしてくれます。地毛がどんどん増えてくるので、それにあわせてウィッグも柔軟に変えていかなければなりません。常に頭髪の状態にフィットさせるためにも、ウィッグのサイズ調整が必要です。

ウィッグの装着の仕方

せっかくかわいいウィッグを買っても、きちんと装着しないと違和感だらけで台なしです。ナチュラルに見せるためには、正しく装着するというのもポイントになっていきます。今回はウィッグの正しい装着方法を覚えましょう。

用意するもの

ウィッグを装着するときに必要なものは、ウィッグの髪を整えるためのブラシ、コーム、ヘアピンです。また、地毛をまとめるためのウィッグネットも用意しておきましょう。(※ウィッグネットはウィッグを購入したときについてくる場合もあります)

②ウィッグの装着
アジャスターを使って自分の頭のサイズにウィッグを合わせていきます。その次は、前髪の位置を微調整し、ウィッグが左右対称になっているか、地毛による凹凸ができていないか鏡を見て確認します。後はブラシを使ってウィッグをキレイに整えたら完成です。ウィッグの装着が終わった後は前面だけでなく、後面も合わせ鏡で確認しておきましょう。

【参考動画】ウィッグのかぶる方法!ウィッグデザイナーが直接教えます!

ウィッグをナチュラル見せる裏技

ウィッグの装着で心がけたいのが自然な装着感。いかにナチュラルに見せることができるかどうかが大事です。ウィッグをナチュラルに見せる裏技を紹介していきたいと思います。

ウィッグを纏めたりする

ウィッグをナチュラルにするなら、ウィッグを纏めたりするのもオススメです。ウィッグは被るものであり、纏めるというイメージがないので、纏めていると少々不自然でも地毛に思えるものです。もちろんヘアアレンジとしてウィッグを纏めるのもおすすめです。ボニーテールやサイドアップはウィッグの境界が見えることもあるので気を付けましょう。アレンジするなら少し柔らかめにハーフアップ・ツインテール・三つ編みするのもナチュラルでおすすめです。

制汗スプレーやベビーパウダー(フェイスパウダーでも可)を使う

ウィッグ特有のテカリが気になる場合、制汗スプレーを使うといいですよ。制汗スプレーでテカリを誤魔化すことができます。制汗スプレーを使ったらウィッグのお手入れも入念に行いましょう。ベビーパウダーを付ける場合は沢山つけすぎると真っ白になってしまうので適量にしておきましょう。

ケアをきちんとする

ウィッグのナチュラル感をキープするためには、何よりもケアが大事。静電気が起こって不自然な毛先のハネがあったら、アイロンやコテを使ってその都度修正していきましょう。お手入れを欠かさなかったら、自然なウィッグの形をキープできます。

感想・まとめ

ウィッグは女子になるための必須アイテムです。女の子としての自信をつけるためにも、自分にあったウィッグ選びが大切です。ウィッグは近くに店舗がなくても、ネット通販で質の良い物が買えますが、特に最初は実店舗で一度装着してみるのがよいでしょう。価格だけでなく毛質・ツヤ・毛量・色味までトータルで判断しましょう。ネットで買う場合はカラーチャートを使用して地毛とウィッグの色合わせしながら選んでいきましょう。

せっかくお気に入りのウィッグが手に入っても、正しく装着しないと意味がありません。慣れるまでは不自然さも出やすいので、何度かウィッグの装着の練習をしてから実生活の中でも使っていくようにしましょう。髪の毛が人に与える印象はとても大きいので、ウィッグをだけで大きく変身を遂げることもできますよ。

みぃやんみぃやん

今の時代、綺麗になるための情報はスマホで簡単に手にいれることができます。しかしそんな便利な世の中でも、実際に経験・体験してみしないと分からないことが沢山あります。情報より経験から学ぶことが多いので失敗を恐れずどんどんチャレンジして楽しく綺麗になっていきましょう。

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