シリーズ記事紹介

第1回 起業という選択肢
第2回 起業のメリット
第3回 起業のデメリット
第4回 実際にどうすればいいの?

第3回 起業のデメリット

みなさん、いつもご覧いただきありがとうございます!
さて今回は【起業のデメリット】と、またその対策についてお話させていただきたいと思います。

デメリット1 起こり得る失敗は全て自己責任となる

起業後は会社組織には属しませんので、
業務上の起こり得るトラブルの責任は自分自身が負わなくてはいけません。
そのトラブルが起こり得るリスクは「発生する確率」と「影響の大きさ」で評価されます。

例えば、車や電車、飛行機などの乗り物で移動する場合、
事故に遭遇すれば命に直結するという非常に大きい「影響の大きさ」が考えられます。
しかし、だからと言ってその「発生する確率」を考えた場合、
多くの人は車に乗るということによって得られる、「速く移動できる」「荷物を運べる」などのメリットを考え、乗り物に乗るという選択をします。

そのように、これから起業を考える場合には、
自分がこれから起業した場合に想定されるリスクの「発生する確率」と「影響の大きさ」と、
その対処方法をあらかじめ想定しておくことや、トラブル対処の準備をしておくことが重要です。

例えば、自分では面白いと思っていたビジネスモデルの内容が、
実は法律に抵触していたなんていうこともあり得ますので、
自分のビジネスモデルが法律に違反していないかどうか事前に調べるようにしなければいけません。

またお客様との間でどのようなトラブルが起こり得るのか考えたり、
将来、従業員を雇用した時にどのような問題が生じるのだろうかなども考えておくべきでしょう。
ただ起業前の段階では解決策は思いつかない場合や、実際に解決策がない場合もあります。

そのような場合はどうすればいいのでしょうか?

筆者の経験上ですが、リスクへの対処方法、解決方法は、実際に事業を起こし試行錯誤している中で見つかる場合があります。
また何か事業を起こした場合にゼロリスクということはありませんので、
リスクが「発生する確率」と「影響の大きさ」を考慮し、
そのリスクはありきのもの(リスクがあって成り立つもの)であると、
『覚悟』をして事業を進めていくということも選択肢の一つとなっていきます。

デメリット2 給与の保証がない

会社員の様に、成果が出なくてもある程度の給与が保証されることはありませんので、
起業後はまったく収入がない状況も起こり得ます。

このような起業後の不安定な収入面に対してどのように対策をすればいいのかというと、
いきなり完全に起業をするという形をとらずに、
まずは安定的に稼げる本業をもちながら副業として自分のビジネスに取り組んでみるのはいかがでしょうか?

「本業の給与に加えて、少しの生活の足しになればいいな」
ぐらいのスタンスであれば起業のハードルはうんと下がりますよね。

まずは行動を起こすことが大事ですので、
そこから徐々に本業の収入を超えることを目標にしていけばいいと思います。

まずは皆さんの心の中にある「大好きなこと」や「これまでやってみたかったこと」の『小さな種』に、
水をあげるぐらいの軽い気持ちで取り組んでみて下さい。

デメリット3 健康面のリスク

自分自身が病気や怪我をして仕事が出来なくなった場合、収入が途絶えてしまう恐れがあります。
自営業者にとって、体調管理を行うことは非常に重要なやるべことに位置づけられます。

しかし、このリスクは事業で利益を出せば、給与を支払い従業員を雇用することによって軽減されますし、
第2回のテーマ【起業のメリット】の中でもお話した通り、優秀な人材を育成することにより、
たとえあなた自身がその場にいなくても仕事が回る仕組作りを行うことは可能です。

とはいえ、事業に対して一番情熱を持っているあなたは、あなたのビジネスにおいて必要不可欠な存在ですし
仕事だけでなく人生を楽しむという意味においても心身の健康が重要であるということは明白です。

食事、睡眠、運動といった心身の健康を保つ上において重要な事柄には、
常日頃から今まで以上に注意を払って生活をしなければなりません。


今回は【起業のデメリット】についてお話させていただきました。

【起業という選択肢】【起業のメリット】【起業のデメリット】と読み進めていただき、
これまでご覧いただいた方の中には、実際に『わたしも起業をしてみたいな』と思われた方もいるかもしれません。

でも「一体何から始めていいの?」「何をしたらいいのかな?」「何をすれば成功するんだろう?」という風に、お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのヒントは、次回、第4回【実際にどうすればいいいの?】の中でお話させていただきます。
それでは次回の更新まで楽しみにお待ち下さい。

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