シリーズ記事紹介

第1回 起業という選択肢
第2回 起業のメリット
第3回 起業のデメリット
第4回 実際にどうすればいいの?

第2回 起業のメリット

いつも見に来て下さり、ありがとうございます。

前回は雇われて働くという働き方だけでなく、『起業』するという働き方も考えてみませんか?というお話をしました。
いきなり『起業』と聞くとハードルが高く聞こえるかもしれません。

起業って会社を設立するんでしょ?
すごく大変そうなイメージ、、、という風に考える方もいらっしゃると思います。

しかし起業とは会社設立する『法人』だけでなく、『個人事業主』という働き方もあります。
『個人事業主』は法人設立しないで、自ら事業を行っている個人のことです。

ただ『個人』という言葉が付いていますが、必ず1人で事業を営んでいるわけではありません。
家族や少数の従業員で、規模を小さく経営されている事が一般的です。

例えば個人営業の飲食店や美容院、商店街の八百屋さん、魚屋さんなども、
法人ではなく『個人事業主』として営まれていることが多いです。

経営をしているという点では、個人事業主も法人と同じように思うかもしれませんが、
個人事業主と法人では、義務と権利や税制の決まりごとが異なります。

法人と個人との違いの説明は別の機会にお話させていただくとして、
『雇用される』ことも、『法人として起業する』ことも、『個人事業主として起業する』ことも、
あくまでも収入を得る手段の1つに過ぎないということです。

今回のテーマは『起業をする3つのメリット』に関してご説明させていただきます。

メリット1 自己の成長

一番大きいメリットは、この『自己の成長』に尽きると思います。
成長の意味は人それぞれだと思いますが、困難や失敗を乗り越える『経験値』は人を成長させます。
そして、困難に直面する機会が多くなる起業は、成長できる機会が多いと言えます。

会社勤めの方が成長出来ないということを言っているのではありません。
ただ会社に所属した場合に重要事項の決定権を持つのは、
経営陣か長らくキャリアを積んだ一部の上司というケースがほとんどでしょう。

しかし起業をすれば、経営上の決断や判断はすべて自分自身で行います。

「仕入れ値・卸値の価格交渉」「物件の選定」「経費の分配」「外注先の決定」「人事」など、
ここでは書ききれないほどの数の重要事項を日々自分で決めなければなりません。

「自分で決める」ということは、一切の言い訳はできず誰の責任にも出来ないのです。

どの会社にも多かれ少なかれ、やりたくない決まりごとがあったりしますが、
それは自分以外の「他人が作ったもの」だからです。

自分自身で決めたことであれば、「やりたくない」などとは言えません。

最初は誤った決断や判断をしてしまうこともあるかもしれませんが、
そうした失敗の経験も自分自身の成長に繋がると前向きに考えましょう。

一流のアスリートも、大企業の経営者も、
そしてあなたの尊敬する憧れの人も皆、何度も何度も挫折を経験しています。

「負けたくない!」
「次は成功するんだ!」
「見返してやる!今に見ておけ」

という感情から、さらにトレーニングを重ね、創意工夫をし、努力を積み成長し結果を出してきたのです。
自身の人生を振り返ってみても、失敗があったからこそ成長できたと思えることは、たくさんあるはずです。

人生は、失敗や困難を乗り越えてきた回数が多い人ほど成長し、成功できるんです。

メリット2 ビジネスオーナーへの足掛かりになる

もし起業したビジネスが軌道に乗り始めれば、仕事の一部を他人に任せて、
あなたは『管理』の仕事をすることが多くなることでしょう。

さらに『管理』すらも任せれる人材を見付ければ、
あなたは『時間と経済的な自由』を手に入れ、
『ビジネスオーナー』のステージへと駆け上がることが出来ます。

もちろんその道筋は容易ではないかもしれません。

特に起業したばかりの頃は、休日なしで毎日働きっぱなしかもしれません。
軌道に乗るまではお盆や正月、連休やGW、も働かなくてはいけないこともあるでしょう。

しかし自分で起業した場合、成果が出れば、すべて自分の報酬へとつながります。

今の自分が『時間と経済的な自由』を手に入れ、【ビジネスオーナー】になることは想像出来ないかもしれませんが、
コツコツと安打を積み重ね、昨年メジャーリーグで3000本安打を達成したイチロー選手のように、
自分自身のするべきことを習慣化し、コツコツと積み重ねることで、大きな成果が現れることになります。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツと、投資の神様ウォーレン・バフェットが、
1999年にワシントン大学で行われた二人の対談の中で、大学生に向けて習慣を継続する重要性を説いています。

「どのようにすればあなた達のようになれますか?」

という大学生からの質問に、

「クラスメートを見渡してみなさい。」
「君と同じクラスの友達の中で自分が尊敬する人、この人みたいになりたいという友達を探し出して日々その人の真似し続けなさい。」

「そして、もう一度自分の周りを見渡してみなさい。」
「次は絶対この人の様になりたくないという人を見付け、日々その人の真似をしないようにしなさい。」

「これを10年間し続ければあなたは絶対成功できる。」
「それこそが習慣の力だ。」

という風に、成功の秘訣をバフェットが答えています。

みなさんも習慣を継続することを身に着ければ、『時間と経済的な自由』を手に入れることができ、
理想のライフスタイルを実現することも、決して不可能ではありません。

メリット3 自分がやりたい仕事をやりたいようにすることができる

雇用されて働く場合、会社や上司から指示されて仕事をするので、
「やらされている」と感じつつ仕事をすることが多いのでないでしょうか?

仮に役職が上がり裁量が増えたところで、
組織の意向に沿った、会社全体の管理や調整をすることが仕事になります。

日本人は1日24時間のうち多くの人は8時間以上仕事をしています。

実際に仕事をしている時間だけでなく通勤時間や準備の時間など考えると、
人生の3分の1以上もの時間を、仕事に関係した時間で過ごしていることになります。

この時間を「人からやらされている」と感じながら費やしていることに、
それでもいいのかどうか、ゆっくりと考えてみる価値はあるのかもしれません。

起業をした場合、朝に働きたいと思えば朝に働き、夜に働きたいと思えば夜に働くことができます。
そこにはタイムカードなどはありませんし、嫌な上司もいません。

満員電車に揺られるのが嫌なら、家の近所のスタバやドトールでパソコンを開けばそこが仕事場です。
自分でビジネスを立ち上げて、試行錯誤して創意工夫し、お客様に喜んでいただき、稼いだお金で食べる食事は最高の御馳走です。

どんな人の心の中にも「こうなりたい」という小さな種が必ずあるはずです。

自分の人生にブレーキをかけているのは自分自身。

自分の能力を信じ、『あなたの実現したい未来』に一歩踏み出すのかどうかはあなた自身が決めることです。

ニューハーフの求人に応募して、雇用される側でなく、
自分がニューハーフの求人を出す側になれば面白くないですか?

次回は起業のデメリット(リスク)に関してお話させていただきます。
どうぞお楽しみに!

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