ニューハーフのバイトというと水商売のイメージがあります。実際に、バーやクラブ、風俗店などからの募集が多数を占めています。しかし最近では人手不足ということもあり、ニューハーフの仕事も多様化してきました。ニューハーフ専門の飲食店スタッフや衣装制作スタッフ、セラピストなど少し前にはなかった職種も増えています。そればかりか堅いイメージのある福祉関係の仕事や教育関係の仕事まで募集があります。
それもそのはず、ニューハーフだからといって誰もが水商売を希望するとは限らないからです。

ただ、今までは需要があり雇用されやすいという点からその分野に集中していたのであって、多方面から選択肢があれば自分の向いている職業を探して就職することができます。生活のために気の進まないバイトをしなくてもいいのです。後は勇気をもって全てをオープンにして働くかということです。いろんなタイプの人を受け入れる世の中になってきたとはいえ、まだまだニューハーフへの社会全体の理解は十分とは言えません。外国に比べたらかなり遅れていることでしょう。人によっては理解してもらえず、後ろ指をさされるようなこともあるかもしれません。ただ、受け皿があるということはどうどうと社会にでて行く権利があるということです。少数派だからといって我慢するのではなく、自分らしさを追求することができる世の中に時代は変化しています。これを生かすのかそれとも変化を求めずに過ごすのかは本人次第です。

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