ニューハーフはマイノリティの存在なので、に社会の中ではまだ差別を受けたり、理解してもらえなかったりするのが現状です。
そのため働きたくてもなかなか昼間の仕事に就くことができず、ニューハーフだからこそ働くことができる専門の風俗店などに求人が密集してしまいがちです。
こうした社会背景があるため、ニューハーフは自分がニューハーフであることをなかなか打ち明けられずにいるのです。
しかし今日では同性婚が認められる国が増えてきたほど、性別に関しての理解の仕方が変わってきています。
日本もまだまだですが、少しずつ変化してきていることにかわりはありません。
昼間の仕事に性別を限定するものはほとんどありません。
ではなぜニューハーフが懸念される存在になるのでしょうか。
企業側としてはどう接したらいいのか分からないというのが1番の理由です。
男女で接し方を変えるわけではありませんが、男性として接したことでセクハラだと言われても困ります。
そのため男性として接するべきなのか女性として接するべきなのかの判断に悩むのです。
また制服がある場合にはどちらの更衣室を用意してあげるべきなのかという問題もあります。
これらの問題から企業側は採用をためらってしまうのです。
それに対しニューハーフ側もいつ打ち明けるのかに悩んでいます。
書類選考の段階で知られてしまう恐れもありますが、面接で打ち明けるのか、採用が決まってから打ち明けるのか人それぞれです。
雇用してもらう以上は身元確認が必要なので隠していても必ずバレてしまいます。
多くのニューハーフが面接までには打ち明ける傾向にありますが、その上でも採用を勝ち取るためには企業側が抱いている不安を解決させる必要があります。
ニューハーフと知られた場合にはどのような質問を投げかけられるのかを事前に予想して対策を練っておくことが大切です。
的確な返事で企業側の不安を取り除くことによって採用に一気に近づくことができます。