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LGBTをカミングアウトされた時カミングアウトされた時

あなたの親しい人が自分のセクシュアリティについて悩んでいる時、きっとあなたはなんとかその悩みを解決したいと思うでしょう。

「もし親しい人にカミングアウトをされた場合、どのような対応をすればいいのか?」

過去にカミングアウトをした際に苦悩した経験を持つ現役ニューハーフさんから「親しい人からLGBTをカミングアウトされたときに絶対に気をつけたいポイント」をお聞きしました。

無理に話を聞きだそうとしない

LGBTをカミングアウトされた時に無理に話を聞きだそうとしない

親しい人からLGBTであることを打ち明けられた場合に、どうにか役に立ちたいという気持ちがあっても、どのように接して良いのか分からないものです。LGBTの悩みは、信頼できる相手ではないと相談しにくいものです。相談してくれることは、信頼されている証でもあります。

一通り話に耳を傾ける

LGBTであることを相談する心理は、切羽詰まっている状況も少なくありません。客観的に自分を見ることができなくなっている場合もあります。まずは、話に耳を傾けて何が言いたいのかを考えることが大事です。

相談にはいろいろなパターンがあります。単に話を聞いて欲しいだけ、自分を肯定して欲しい、精神的に参っているなどです。LGBTの最初の相談は、まず聞いて欲しいという気持ちが大きくなっています。

無理に聞きださない

LGBTは当事者しか理解できない部分も多くあります。そのため、相談しながらも触れられたくない部分があるものです。話やすい雰囲気を作る上で、話を聞くだけでなく相手に質問する姿勢はもちろん大事なことです。しかし、十分な理解ができてない状態から話を引きだそうとすると意図しないところで傷つけてしまうことがあります。

無理に話を聞きださないように気をつけましょう。その中で、意見を求められたら答えるようにすることが大事です。LGBTであることを打ち明けられた後は、LGBTの勉強をして考えを知ることもできます。基本は相手のペースに合わせて上げることが大切です。

過度なアドバイスを控えてどうしたいのか聞きだしましょう

LGBTをカミングアウトされた時に過度なアドバイスを控えよう

大切な人がLGBTをカミングアウトして相談しているときに、出来る限り力になってあげたいと思うのは自然です。悩みがあって相談しているので、自分なりのアドバイスもあると思います。しかし、恋愛相談や職場相談とは違って非常にデリケートな内容です。そもそも当事者しか分からないことが多い悩みなので、相談に乗ってあげても的確にアドバイスすることは難しいでしょう。

過度なアドバイスは逆効果になることも

LGBTの相談をするときに、LGBTで生きていくためのアドバイスを受けたいという気持ちよりも自分を肯定して欲しいと思う気持ちが大きいのが一般的です。生きるためのアドバイスなら、当事者やLGBTの相談センターで相談する方が現実的なアドバイスを貰うことができます。

もし、アドバイスする場合は決めつけないようにしましょう。○○した方が言い!と断定的に話をするのではなく、○○の選択肢もあるかもしれないね。と言ったニュアンスです。

どうしたいか聞くのは効果的

LGBTの相談にはアドバイスよりも、どうしたいか聞きだす方が効果的です。相談する段階では、すでに自分の気持ちが定まり、今後のことも考えている場合が多くあります。否定される怖さから相談の本質の部分に、なかなかたどり着くことができません。

そこで、どうしたいか相手に聞くと、本質の部分を相談しやすい雰囲気を作ることができます。当事者ではない以上、理解できないことは多くあります。こちらから発信するのではなく、相談には受け身でいることが大切です。

自分の考えを押し付けたり、決めつけないようにしましょう

LGBTをカミングアウトされた時に自分の考えを押し付けない

LGBTの悩みは、当事者しか分からない悩みも少なくありません。最近はLGBTに対する寛容な雰囲気が広がっていますが、それでもカミングアウトするのは抵抗や不安があります。そこで本当に信頼できる知人から少しずつ相談していくわけです。相談される側も最初は驚くと思いますが、相談に乗る上で気をつけることもあります。

自分の考え方を押し付けない

いくら信頼できる大切な人に相談しても、心の中では完全にLGBTの気持ちを理解してもらうことは難しいと感じているものです。自分のような考え方でも大丈夫なのか、肯定してくれるのか、という心理が相談の中には隠れています。

相談内容によってアドバイスの方法は異なります。過去に自分も同じような経験をしたことがある相談なら、自分の体験例や考え方をアドバイスとして伝えることもできるでしょう。しかし、LGBTの相談で自分の考え方を相手に押し付けるのはよくありません。

決めつけない

押し付けないようにするのと同じで、決めつけることも厳禁です。誰にも理解されないかもしれない不安に苦しんでいるのであって、誰かに決めつけられて解決する問題ではありません。現実と向き合って自分自身を認めることも、すぐにはできないものです。

相談を受ける上で、自分の意見を伝えることは、もちろん大切なことです。意見を伝えるときは、決めつけるのではなく、あくまでLGBT当事者ではない意見と前置きした上で、伝えるようにしましょう。

わかったふりをせず悩みに同調しすぎない

LGBTをカミングアウトされた時にわかったふりをせず悩みに同調しすぎない

LGBTの当事者ではない人にとって、LGBTの悩みは想像以上に辛くて重くてデリケートなものです。相談を受ける中で感情移入して、悲しみや辛さを感じることもあります。同じ温度で話を聞いてあげられることは、素晴らしいことです。しかし、感情が入り過ぎるのも逆効果になってしまう場合があります。

話しやすい雰囲気を作ることに徹する

相談を受ける中で、同じように落ち込んでしまってはいけません。相談される側の役割は、相談しやすい雰囲気を作って、思っていることを吐きだすサポートをすることです。どれだけ辛い内容であっても、あくまで相手の悩みです。相談する側も、同じように落ち込んで欲しくて悩みの相談をしているわけではありません。

同調はマイナス効果になる場合も

悩みにはいろいろな内容があります。多くは、心の中で理解できて共有できる内容でしょう。しかし、LGBTの方たちの悩みは様々で中には自分の心と体の性が異なることからスタートしている方もいます。当事者以外の人が知ろうと思っても、LGBTの深層心理を知ることはできません。

そのため、LGBTの相談に同調し過ぎると、本当は分かってないクセにという気持ちも生まれてきます。理解されるために相談をしているのではなく、肯定して欲しいために相談しているのです。そこに同調は求めていない場合もあります。相談される立場の人は、最初からすべてを知る必要はありません。気持ちに寄り添い、少しでも心の負担が減るようにサポートしてあげることが大切です。

LGBTをカミングアウトするのは信頼している証拠

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