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セクシャルマイノリティかもしれない人とコミュニケーションをする時に傷つけない為には

最近では「オネェ系タレント」がメディアにもよく取り上げられるようになり、その中には、面白おかしいシーンや人を傷つけて笑うような場面も多く見られるようになりました。

子ども同士だけではなく、大人達の間でも「男らしくない」「オカマ」という言葉など普段何気なく使うシーンもあると思いますが、中には、無理して笑顔を装っている人たちが必ずどこかに存在します。
LGBTに対するいじめを防ぎ、セクシュアリティの問題に向き合うために「セクシャルマイノリティかもしれない人とコミュニケーションをする時に傷つけない為の注意点」をご紹介します。

「結婚したらどう?」など結婚観についての話をしない

セクシャルマイノリティかもしれない人とは結婚感についての話をしないようにする

セクシャルマイノリティへの理解が広がり、自治体や企業としてサポートや支援を行うところも増えています。セクシャルマイノリティが生活しやすい環境が作られつつある中で、同性同士の結婚は認められていません。同性の恋人がいる人にとって、結婚できない法律の壁ほど大きくて冷たいものはありません。

結婚の話は思っている以上に傷つく

会社の社員や知人が女性に対して、「結婚しないのか」と言うのはセクハラになります。女性にとって結婚は大きなイベントであると共に、結婚を早くしないといけないという風潮が未だに残っています。一種の差別とも言えるでしょう。

しかし、女性は法律で男性と結婚することが認められています。結婚ができないわけではありません。LGBTは、パートナーがいてもいなくても結婚することができないのです。この違いは非常に大きな部分です。性自認が女性の男性だと、年を取ってくると結婚についていじられることもあります。パートナーがいても結婚できない現実は想像以上に酷です。

結婚はデリケートな話として捉える

そもそも結婚の話は、LGBTに関係なくオープンにするのはよくありません。もちろん、結婚にまったく興味を持ってない人もいますが、したくてもできない人も中にはいるわけです。

この問題の本質は、言う側に悪意がないのが厄介であることです。結婚のことを聞いても傷付くだろうという観測はありません。結婚について聞かれ傷ついている人がいる以上、結婚感の話はデリケートな話として捉えることが大事です。

男らしさ・女らしさについて言及・強要しない

男らしさ・女らしさについて言及・強要しない

褒め言葉の中には、男らしいや女らしいなど性別を象徴する内容も少なくありません。男らしくたくましくてカッコいい、女らしくおしとやかで上品などが一例です。逆のパターンで使用される場合もあります。たとえば、男性に向かっていい意味で「女性っぽい一面があるね」、女性に向かっていい意味で「男っぽい一面があるね」などです。

昔は、「男だからこうあれ」「女だからこうあれ」と言ったように男女差別がありましたが、今は差別として認知されるようになったので、嫌味や悪口で使う人は減っています。しかし、褒めるつもりで言っても人知れず傷ついている人もいるのです。

セクシャルマイノリティは男らしさと女らしさに敏感

セクシャルマイノリティは性自認と体の性が異なります。たとえば、性自認が女性の男性は女性として自分を認識しています。男性らしさを褒められることは、自分の性が認められてない気持ちになり傷付きます。

褒める意味でも、男らしさや女らしさを言葉として使うのはよくありません。そもそも、性別で分けてしまっている以上、セクシャルマイノリティに対する皮肉に感じてしまいます。もちろん、「男らしくなれ」や「女らしくなれ」と強要するのはもっとよくありません。

理解が少なかった時代を生きてきたセクシャルマイノリティは、傷付く機会もたくさんあったことでしょう。傷つける側に悪意が無くても、セクシャルマイノリティに対しての理解がないことで傷つけてしまうのが現状でした。セクシャルマイノリティを理解する基本は、性別に捉われないことです。男性女性として考えるのでなく、一人一人を個性とみることが求められます。

偏見・差別用語を使わない

セクシャルマイノリティかもしれない人に偏見・差別用語を使わない

最近は、LGBTに対するサポートや支援制度が広まっており、理解されるようになりつつあります。

LGBTがメディアに登場する機会も増え、LGBTがいじられる光景を見る機会も増えています。オープンになるメリットがある一方で、十分な知識がないことで、発する言葉が不意に当事者を傷つけていることも少なくありません。使ってはいけない偏見や差別用語を知ることも大切です。

おかしい、異常

LGBTが特に傷付くのは、おかしいや異常という言葉です。通常とは違うことを指して使う言葉ですが、マイノリティを差別する言葉でもあります。LGBTがおかしいや異常と言う言葉に対して敏感になるのは、性自認の性と体の性が異なることが少数であることを理解しているからです。

しかし、LGBTはあくまで割合の話であり、異常やおかしいという言葉はそもそも不適切です。少数なのは間違いありませんが、人それぞれで性格や嗜好が異なるのと対して変わりません。LGBTに使ってはいけない言葉として覚えておきましょう。

オカマ、ホモ、レズ

オカマやホモ、おねぇやゲイ、ニューハーフなど、体が男性のLGBTに対して使用する言葉は多くあります。

この中でも、特にオカマホモという言葉は差別用語として捉えられています。もちろん、他の言葉もなるべく使わないことに越したことはありません。一方、体が女性のLGBTはレズやおなべと言われます。差別するつもりが無くても、言われる側は不快感を覚える場合があります。LGBTに関連する言葉はデリケートなので注意しましょう。

LGBTに対する正しい「知識」を持とう

LGBTに対する正しい「知識」を持とう

セクシャルマイノリティは、自分に関係ない存在だと思っていても身近にいるものです。もし、セクシャルマイノリティかもしれない人が近くにいる場合は、コミュニケーションの取り方に気をつけましょう。差別しないことは当然ですが、歩み寄ってLGBTの正しい知識を持つことも大事です。

LGBTの現状

LGBTを支援する動きが活発化し、自らカミングアウトして生活の中にうまく溶け込み、自分をネタにしている人もいます。カミングアウトしてイキイキとしている人にスポットライトが当たるので、当事者以外の人はそれがすべてのように感じています。LGBTはオープンな人が多いという偏見もそこで生まれるわけです。

実際はカミングアウトしている人の方が少なく、現状はこれまで通り傷付きながら生活している人は少なくありません。正しい知識を持つというのは、表面の情報に流されるのではなく、当事者の気持ちを知ることです。

LGBTの正しい知識を持つことで肯定される

LGBTの正しい知識を持つために勉強していると、最終的には一つの個性であることに辿りつきます。個性として捉えることは、LGBTに悩む人を肯定することにつながります。当事者でない人に、LGBTの正しい知識を持つ人が増えれば、LGBTに対しての警戒心や抵抗心も薄れていきます。

LGBTが生きやすい社会を作るためには、日々の生活の中でセクシャルマイノリティがいる可能性を常に排除しないことです。そうすることで偏見や差別する心が薄まり、気遣いやサポートにつながっていきます。

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