女性のバスト

豊胸手術には様々な方法があります。人工乳腺を乳腺下もしくは大胸筋下に挿入しバストアップをはかる豊胸する方法や、メスを使わずヒアルロン酸を注入する方法。

他にもご自身の余分な脂肪を使った脂肪注入法など、色々な豊胸手術があってどれにしようかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は詳しい豊胸手術の方法や「どの術式が痛みを感じやすいのか?」そんな疑問にお答えしていきます。

豊胸バッグ(筋膜下法)

女性のバスト

豊胸手術はシリコンバッグを使った方法が有名です。シリコンという物理的素材をそのままバストにすることができるので、他の方法に比べると大きなバストアップを目指すことができます。

一方で、バストの代わりになるバッグを胸の中に挿入することになるので、術後は体に馴染むまでに時間がかかります。今回は、豊胸バッグを使った豊胸手術の中で筋膜下法について紹介したいと思います。

①筋膜下法とは?

大胸筋と乳腺の間には、筋膜と言う部分があります。

この筋膜の間に豊胸バッグを入れるのが筋膜下法になります。体への負担が少ないのが特徴で、シリコンが馴染むまでの時間が早いメリットがあります。豊胸バッグがバストの表面から離れていることで、さわり心地が固くなりにくいのも特徴です。

切開する部分が乳房の下側になると縫い目が目立つ特徴もあります。リップリングによるバストの変形が現れやすいので注意が必要です。痩せている人もシリコンの輪郭が目立つことがあります。

クリニックでも多く行なわれている手法ですが、バスト周辺の状態によっては他の方法を勧められるケースもあります。

②気になる痛みは?

筋膜下法は比較的痛みが小さい方と言われています。痛みのタイプはヒリヒリと引きつけるような痛みが中心で、手術が終わってから数日間は痛みが気になります。

痛みが気になる場合は処方してもらえる薬でカバーできるくらいです。痛みの程度は個人差による違いも大きいので、気になるようならドクターに相談しましょう。

豊胸バッグ(乳腺下法)

?マークのついた女性

豊胸バックをどの位置に入れるかによって手術の方法は異なってきます。

シリコンは直接的にバスト内に入れていくため、手術した後も痛みが継続することがあります。手法によって痛みの程度やリスクなどは異なってくるので、違いを知っておくことが大事です。

今回は、豊胸バッグを乳腺に入れる乳腺下法という方法について紹介していきます。

①乳腺下法とは?

乳腺下法は、乳腺と大胸筋の間にシリコンバッグを挿入する手法です。この方法は、乳腺がある程度あることが前提で、バストアップしたい人や皮下脂肪がついている場合、ハリのある胸にしたい人に適しており、筋肉の上部にバッグを入れることによってバストの感覚がかなり柔らかくなるメリットがあります。

②乳腺下法の注意点

この手法は乳腺の近くの切開になるので、経験の浅いドクターだと乳腺に影響が出る可能性があります。

実績があって、同類の手術をいくつも経験しているドクターに依頼する方が安心です。また、乳腺の近くにバッグを入れるので、バッグの輪郭が浮かび上がってしまうこともあります。

場合によってはリップリングなども起こることがあるので、不安がある場合はドクターに相談しましょう。

③乳腺下法の痛みは?

乳腺下法は痛みや腫れをともないます。

通常は、2週間から4週間で収まります。手術そのものについては麻酔の効果によって痛みはほとんどありませんが、麻酔が切れてから翌日にかけて痛みのピークです。他の手法のように我慢できないほどの痛みではありません。

ヒアルロン酸注入

女性のバスト

切開する豊胸手術にはリスクを伴います。豊胸バッグを使用した手術だと、大幅にバストを大きくできますが、手術が失敗してしまうことや耐えられないくらいの痛みが発生する場合もあります。

痛みに対しての不安を少しでも解消してバストアップを目指すならヒアルロン酸注射があります。ヒアルロン酸の注入をする効果や注意点、痛みについて紹介します。

①ヒアルロン酸って何?

ヒアルロン酸は元々体内に存在している物質です。加齢に伴って関節痛が起こるのはヒアルロン酸が少なくなるのは広く知られており、関節の動きをスムーズにする潤滑油的な働きを持ちます。

元々体にある物質なので、体にとって無害なものです。ヒアルロン酸をバストに注入してバストアップを図ることができます。

②ヒアルロン酸でバストアップするメリットと注意点

ヒアルロン酸を使った豊胸は、注射だけで行うことができるので痛みは注射針を刺す痛みに限られます。もちろん、麻酔をする必要もないので安心して施術を受けることができます。副作用のリスクが小さいのもメリットです。ただし、効果の継続性はありません。

次第に、ヒアルロン酸の豊胸効果が低下してくるので、定期的にヒアルロン酸を注入しなければなりません。ヒアルロン酸がバストに馴染むまでには一定の時間を要します。

注射だけの手軽さではありますが、施術後に何らかの問題が発生する可能性もゼロではありません。アフターケアもしっかり行ってくれるクリニック選びが大切です。

脂肪注入法

女性のバスト

豊胸する方法には、豊胸バッグのようにバストの代わりとなるものを体内に取り入れて物理的に大きくする方法、ヒアルロン注射のように体内にある物質を使ってバストを肥大させる二つの方法があります。

脂肪注入法は、ヒアルロン注射と似た方法です。脂肪注入法は、バストを大きくするだけでなくシェイプアップの効果も同時に得られます。脂肪注入法について紹介していきます。

①脂肪注入はシンプルな方法

脂肪注入による豊胸は、自分の脂肪をバスト代わりに使います。バストの代わりになる脂肪を自分の体の中から確保するわけです。

脂肪がついていることが前提ですが、自分の体の一部を自分の体に移植するような感じです。脂肪は切開ではなく、脂肪吸引で取ります。吸引した脂肪をそのままバストに入れても吸収されるので、加工してから改めてバストへ注入します。

②脂肪注入の痛みは?

脂肪注入による豊胸の施術で、痛みを伴うのは脂肪吸引です。

しかし、吸引している間は部分麻酔や全身麻酔などを行うので痛みを感じることはほとんどありません。切開して行う豊胸手術に比べると痛みは少なめです。施術した後は、しばらく違和感が残ることもありますが、バストそのものは本物と変わりません。

③脂肪注入の注意点

脂肪注入は脂肪吸引と脂肪注入の二つを行う必要があります。他の方法に比べると、施術は二倍になります。体にかかる負担は大きいので、アフターケアをきちんと行ってくれるクリニック選びをすることも大切です。

献血豊胸(PPPジェル)

女性のバスト

豊胸バッグを使った豊胸は、バストアップを図ることができる代わりに、人口のバッグを体内に入れる必要があります。

手術することや人工物を入れることに抵抗がある人には、献血豊胸による施術もおすすめです。豊胸する方法の中でも最先端を行く献血豊胸について解説していきます。

①献血豊胸とは?

プラズマジェルと呼ばれることもある献血豊胸ですが、これは血液を使ってバストアップする方法です。血液の中で傷を修復する作用がある、つまり細胞分裂に優れている血小板をバストに取り入れることでバストアップを図ることができます。

②献血豊胸は自分の血液を使うので安心

脂肪豊胸と同じように、献血豊胸も自分の血液を使うのが一般的です。

もともと自分の体にある血液を使うので、バストとの親和性は高く、アレルギーのリスクがないのがメリットになります。血液をジェル化させたものを使用しますが、血小板が持つ働きによって脂肪をどんどん増やして豊胸効果を得ることができます。

③献血豊胸の痛みや注意点は?

献血豊胸にともなう痛みは、血液を採取するときに伴う注射の痛み、注射器を使って血液をバストに入れる時の痛みが最大の痛みになります。いずれも注射に耐えることができるなら問題はありません。

実際は、局所麻酔を行うので、痛みを感じることはほとんどありません。効果の継続時間は長いですが、永久的ではありません。半年から1年単位くらいで入替が必要になるので手間がかかるデメリットがあります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう