自分の心と体がピッタリくるように手術を受けたいとか、将来の変わった自分でしたいことがあるからとか、目標を持って今は男性のままでバイトを頑張っている若いニューハーフの人たちがいるでしょう。
普通に会社へ就職ができるのなら、そうしたいはずです。その方が給料も多いですし、毎日の生活の安定もバイトとは比べものになりません。

しかし、ニューハーフという人たちがいると世間に認知されてはきましたが、実際に仕事場の仲間として差別なく受け入れてくれる会社は多くありません。男性としてそこで頑張ることはできるでしょうが、自分の心を隠し続けて何年勤めることができるでしょうか。もしも自分がニューハーフだとばれてしまったらと考えると、気軽なバイト生活を選んでしまうのでしょう。

いつかは男性ではなくニューハーフとしての自分で働くことが理想でしょう。何年も男性の自分でバイトを懸命に真面目に続けたところで、未来は明るく開けたものになるとは思えません。

若いうちに色々と経験しておくのは必要だとは思いますが、ひとつのことだけに囚われずにたくさんの情報を手に入れて、どんどん新しい場所に飛び込んでいくことで、また新たな未来が開けてくることもあるかもしれません。そこで自分と同じ悩みを抱える仲間に出会ったり、様々なセクシャルマイノリティーの人たちの意見を聞くことができるようになり、バイトでは得られなかった貴重な体験が待っていることでしょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう